2024年

完封負け…阪神はなぜ高橋宏斗を打てなかったのか

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皆さん、こんにちは!らむ@Toraco(@ram_toracolumn)です!

2024年7月12日、バンテリンドームで行われた阪神-中日の試合は、阪神タイガースが中日の好投手・高橋宏斗に手も足も出ず、最終回はR・マルティネスに抑えられての完封負け

何一つ見どころのなかったこの試合に、フラストレーションを抱えた阪神ファンの方も多かったのではないでしょうか。

なぜ、阪神は高橋宏を攻略できなかったのか…。

そこで、本日は阪神タイガースをこよなく愛する生粋のToraco・私らむが、阪神タイガースが高橋宏を攻略できなかった7月12日の試合について、お話ししようと思います!

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中日が誇る好投手・高橋宏斗

ここ最近、中日はセリーグのBクラスが低位置となっており、今年も序盤こそ好調だったとは言え、全体で見ると決して成績が良いわけではありません。

一方で、そんな中日も、投手力には定評があり、その投手力だけを見ていると、Bクラスに甘んじていることがおかしいといえるほどのラインナップです。

そんな中日投手陣、若手期待のホープが、高橋宏斗

まだ高卒4年目ながら、2023年、世界一になった際の侍ジャパンにも選ばれるなど、その実力は折り紙付き。

150キロを超えるストレートと、140キロ台で迫ってくる、落差のあるスプリットが武器です。

手も足も出なかった阪神のクリーンナップ

そんな高橋宏斗を相手に、阪神打線は苦戦します。

4回、近本のフォアボールと中野の内野安打、さらには前川の内野ゴロが進塁打となって一死二・三塁の大チャンス。

阪神は4番・大山、5番・佐藤輝と続く、絶好の得点機です。

しかし、ここで高橋宏斗は一気にギアを上げた投球に入ります。大山を相手にした勝負では、自慢のストレートは150キロ台後半をマークする剛球となり、追い込んでからは140キロ台のスプリットで空振り三振。

続く佐藤輝も、追い込まれると外角に落ちる140キロ台のスプリットで、こちらも三振に終わってしまいます。

阪神の中軸が、チャンスで連続三振になる展開…これは完全に相手投手がヒーローになる展開です。

結局、阪神は1点も取ることが出来ず、高橋宏斗−R・マルティネスのリレーに屈して、完封負けに終わってしまうのでした。

試合終了後、岡田監督も好機に凡退したクリーンナップに「三振は何も起きない」と苦言を呈し、せめてバットには当てないと…という趣旨の話をしていました。

この日の高橋宏斗は調子が良すぎた

この手の負け方をしたとき、阪神ファンの多くは、打てないバッター陣に対して不満の声をあげがちです。

ただ、この状況、落ち着いてよく見てみると…

この日の対戦相手、高橋宏斗は、2024年7月12日試合終了後時点の防御率が、なんと0.58

1試合の間に1点を取ることすら困難なレベルのピッチャーなのです。

もちろん、そんなピッチャーを打ち崩すことができれば、阪神ファンとしてはこんなに痛快な話はないのですが、一方でどのチームも同様にそれを願う中、結果として高橋宏斗が投げ勝っているからこそ、シーズン中盤に来てもなお、これだけの数字を残しているのです。

ちなみに同日時点において、今年の阪神でエース格と目されている才木の防御率は1.12

才木が投げる試合において、多くの阪神ファンは「今日は大丈夫」という安心感を抱いていると思いますが、中日ファンにとっての高橋宏斗は、それを超える数字を出しているピッチャー。

すべての試合に勝つことが困難な中、この日は、ある意味にとって「捨てゲーム」だったのかもしれません。

実際、阪神も先発の村上に代打を出すことなく、7回まで引っ張りました。決して調子が良いようには見えないこの日の村上でしたが、それでも試合はしっかり作ってくれるので、中継ぎを必要以上に消耗させない、という判断をしたとも考えられます。

まとめ

以上、本日は、阪神が中日の高橋宏斗に手も足も出なかった、7月12日の試合を振り返りました。

阪神ファンにとってはフラストレーションのたまる試合だったことでしょうが、一方で相手の高橋宏斗は今、あまりにも調子が良すぎるピッチャーであり、この試合を落とすことは、長いシーズンを見る中で、ある意味想定の範囲内だったとも言えるはず。

選手もファンも、さっさと気持ちを切り替えて、次の試合に臨んでいただきたいと思います!