プロ野球全般

アンチ巨人はなぜ減った?金満補強や偏向報道は今や昔話…?

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皆さん、こんにちは!らむ@Toraco(@ram_toracolumn)です!

阪神ファンをやっていると、かつては「イコール『アンチ巨人』」というふうに思われるのが定番になっていたものでした。

しかし、最近は、巨人に対する健全なライバル心こそあるものの、かつてのような「アンチ巨人」と言われるような意識は減ってきたように思います。

なぜ、アンチ巨人は減ってきているのでしょうか。

そこで、本日は阪神タイガースをこよなく愛する生粋のToraco・私らむが、アンチ巨人が減ってきつつある現状について、お話ししようと思います!

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そもそもアンチ巨人とは?

まず、そもそもアンチ巨人とは、何なのか。改めて定義づけておきましょう。

「アンチ巨人」とは、日本プロ野球において読売ジャイアンツ(巨人)に対する強い対抗意識や敵対心

を指します。また、そういった対抗意識や敵対心を持つ人のことを「アンチ巨人」という場合もあります。

特に昭和から平成初期にかけて、巨人は読売グループの資金と広報力を背景に、プロ野球界で圧倒的な人気と戦績を誇りました

その一方で、その強大さがあまりに著しかったがゆえに「巨人だけが特別扱いされている」という印象を抱くファンも少なくありませんでした。

そうした印象を抱くファンは、巨人に強い対抗意識を燃やし、やがて「アンチ巨人」となっていきます。

なぜアンチ巨人が発生するのか?

なぜ、アンチ巨人が発生してしまうのか。もう少し深掘りして見ていきましょう。

【理由①】金にモノを言わせる選手獲得

アンチ巨人の要因としては、まず巨人が一貫して優れた選手を集め、特に「金に物を言わせて選手を獲得する」と見られる戦略が批判されていました。

特に平成初期の、FA制度が導入された頃に、巨大な資金を武器に他球団から続々と4番打者を獲得していく姿は、選手を奪われた球団ファンからの強い反発も多かったもの。

2000年までの間で、ぱっと思いつくだけでも、

  • 落合(1994年、中日から)
  • 広沢(1995年、ヤクルトから)
  • 清原(1997年、西武から)
  • 江藤(2000年、広島から)
  • 工藤(2000年、ダイエーから)

といったところが上がってきます。

らむ
らむ
ちなみに、近鉄の石井はFAではなくてトレードで獲得しています。

このように、豊富な資金力を背景に、他チームの主力をことごとく奪っていくその姿は、

それでも球界の盟主か!
そんなことをしてまで勝って嬉しいの?

と、強い批判を浴びたものでした。

【理由②】メディアにおける巨人偏重報道

また、読売グループ全体として行う、メディアにおける巨人偏重報道も一因です。当時は野球を観戦する手段としてはラジオかテレビ中継くらいしかありませんでしたが、読売グループの日本テレビが巨人戦を連日全国放送し、かつその放送スタイルが著しく巨人びいきであったこともあり、他球団ファンからの反発が強まっていくのです。

こうした中、アンチ巨人は単なる「プロ野球ファンたちの対抗意識」だけにとどまることなく、巨人が象徴する「特権的な存在」に対する反発として社会現象化しました。

そして、地方球団のファンが、地元チームへの応援を通じて巨人に挑むという構図が生まれ、地域対抗戦のような熱狂を生み出していきます。

そのため、巨人ファンとアンチ巨人の応援合戦はスタジアムやテレビ中継でも頻繁に見られる光景となり、プロ野球の人気を支える一要素ともなりました。

らむ
らむ
我らが阪神タイガースファンも、まさに巨人と戦う集団の代表例ですよね!

アンチ巨人が減少した理由

しかし、かつて強烈だった「アンチ巨人」の勢いが、近年では弱まりつつあることは、多くの野球ファンが感じている現象です。

それはいったい、なぜなのでしょうか。

【理由①】プロ野球全体の戦力均衡

まず一つ目に挙げられるのは、プロ野球全体の戦力均衡が進んだことです。

かつては巨人が圧倒的な資金力を背景に、他球団の主力選手を次々と獲得し、戦力を独占していました。

しかし、現在では他チームもFA制度を積極活用する中、巨人が特別強いという状況が薄れてきています。結果として、他球団も優勝争いに絡むことが増え、巨人だけが常勝軍団というイメージは過去のものとなりつつあります。

【理由②】メディアの多様化による情報量の均一化

次に、メディアの多様化も影響しています。

かつてはテレビ中継の中心が巨人戦であり、他球団の情報入手手段が限られていたことで、「メディアに載せられた巨人ファンVSメディアに踊らされないアンチ巨人」という対立構造が生まれていました。

しかし、その後、インターネットやSNSの普及により、ファンは自分の応援するチームの情報を容易に入手できるようになりました。

加えて、各球団が地域密着型の運営を推進し、ファンサービスや地域貢献活動を通じて新たなファン層を取り込む中、巨人への対抗心というよりも、地元チームを応援する意識が強まり、「アンチ巨人」を通らない野球文化が根付きつつあるのです。

そのため、巨人一極集中の報道に対する不満が軽減されるとともに、巨人以外の球団に関する情報を入手しやすくなったことによって、他球団のファンが「アンチ巨人」になる道を通らないまま、自分のチームを純粋に応援する傾向が強くなっています。

 

【理由③】巨人が大型補強から育成スタイルへシフト

さらに、巨人自体のチーム強化戦略が変化したことも、見逃すことはできません。

巨人は、前述したような、大型補強で他球団の主力を次々と引き抜く過去のスタイルから、育成にも力を入れるようになり、若手選手が台頭してくるケースが増えました。

この結果、巨人が「金満チーム」というイメージから脱却しつつあり、アンチ巨人としての対抗意識も薄れています。

らむ
らむ
最近はむしろソフトバンクが大型補強を連発してひんしゅくを買っていますよね…

アンチ巨人減少がもたらすプロ野球への影響

このように、アンチ巨人が減少してきつつある今のプロ野球ですが、このことは、プロ野球全体にさまざまな影響を与えています。

かつては「巨人VS他球団」という図式が、リーグ全体の盛り上がりを支えていましたが、現在ではそのような対立構造に頼らず、ファンが各チームを応援する多様な楽しみ方が広がっています。

特に、各球団がそれぞれ独立して、それぞれの純粋なファンを獲得したことで、それぞれのチームは、巨人を意識することなく、地域密着型の運営ができるようになりました。

例えば、北海道日本ハムファイターズや東北楽天ゴールデンイーグルスは、その好事例だと言えるでしょう。これらのチームは、全国的な人気チームではないかもしれませんが、地域に密着し、しっかりとした基盤を築けるようになっています。

また、プロ野球が巨人に依存しなくなったことによって、プロ野球界全体の競争が健全になっている面もあります。

巨人の圧倒的な人気と戦力に頼っていた時代と比較して、今ではどのチームにも優勝のチャンスがあり、どのシーズンにおいても混戦模様となることが増えています。

この結果、毎年のように新たなスター選手やダークホース的なチームが登場し、ファンにとってはプロ野球が一層エキサイティングなものになっているのです。

まとめ

以上、本日は、「アンチ巨人」が減ってきつつある現状について、考察してみました。

かつてプロ野球界で広く見られた「アンチ巨人」という現象は、これはこれでひとつのプロ野球の象徴でありましたが、近年では、かつてほど話題・問題にならなくなってきています。

その背景には、巨人がかつての「豊富な資金力にモノを言わせた極端な補強やメディア戦略」に別れを告げ、チームの戦力やメディアでの情報量が均衡してきたことがあります。

また、そうした時代の変化をとらえ、各球団が地域に密着する運営に取り組んできたことにより、「純粋な球団ファン」を育成できていることも見逃せません。

今や、巨人が特別視される時代は過去のものとなりました。

今ではどの球団にも勝機があり、ファンは「アンチ巨人」という意識ではなく、自分の応援するチームに対する純粋な愛着を持つようになっています。

アンチ巨人の時代は確かにプロ野球の一つの黄金期を彩りましたが、時代の変化とともに、今では新しい形での応援スタイルが生まれ、プロ野球はより幅広いファンに支えられるようになっています。

今後は、特定の球団を敵視したりすることなく、各ファンがそれぞれの「推し」チームを一生懸命応援する中で、各球団が盛り上がり、プロ野球全体が発展していくと良いな、と思っています。