野球には3度空振りをしたら三振、ストライクゾーンから外れた場所に4回ボールを投げたらフォアボール(四球)といったルールがあります。ただ、野球には暗黙のルールなどといった公式野球規則(ルールブック)に載っていないマナーがありますが、どういったものがあるのでしょうか。

そこで今回は、野球の不文律とは何か、プロ野球とメジャーリーグで違いはあるのか、破ったらどうなるのか調査します。

野球の不文律とは?

野球には不文律(アンリトゥン・ルール)と呼ばれるものがあり、相手への経緯や品位を保つことを目的に設定されています。

ただ、公式野球規則に載っていないので、全ての人に知られていません。また、野球を始めたばかりの人なども不文律を把握していないということがあります。

では、野球の不文律とは一体どういったものなのでしょうか。

大量点差時のバント・盗塁

野球の不文律の1つに、大量得点差時によるバント・盗塁はしてはいけないというものがあります。

バントや盗塁といった攻め方は、1点を争うような場面で行なわれるプレイであり、6点差以上がある場合は相手へのリスペクトを欠くと考えられているようです。

また、大量点差が付いている状態で盗塁を行なっても、記録が付かないようになっています。ただ、どの点差から記録が付かないかは、公式記録員が展開を見ながら判断するようです。

過剰なパフォーマンス

野球の不文律では、ホームランを打った後の過剰なパフォーマンスを禁止にしています。過剰なパフォーマンスが具体的にどういったものかというと、以下のものが該当するようです。

  • バットフリップをする
  • 大げさなガッツポーズ
  • 塁上をゆっくりと周回する
  • 塁に進まずに打球の行方を確認する

これらの行為は過剰なパフォーマンスに該当しますが、侍ジャパンが行なっていたような「ペッパーミルパフォーマンス」や「お茶パフォーマンス」は認められています。

サイン盗み

野球の不文律の中には、サイン盗みはしていけないというものがあります。サイン盗みとは、相手チームがキャッチャーのサインを盗み見たり、二塁走者がバッターにコースなどを教えるといったことが該当します。

サイン盗みが禁止されているのは、トップレベルの選手であれば、ある程度コースと球種が分かれば打つことができてしまうからです。

野球のサイン盗みは、勝敗に大きく直結することが多く、投手が打ち込まれてしまうということも少なくありません。

三振時に過度なガッツポーズ

投手は三振を奪った際に、テンションが上がってしまい、感情を露わにすることが多いです。そして、投手は三振を奪った際に、ガッツポーズをしますが、過度なものは禁止されています。

投手が三振を奪った際に過度なガッツポーズが禁止されているのは、打者に対して敬意を欠いているというように受けられてしまうことがあるからです。

それを見たバッターが怒り、乱闘などに勃発してしまう可能性もあるので、注意しましょう。

投手への内角攻め

DH制が導入されていない、NPBのセ・リーグでは投手が打席に入ることがあります。しかし、その際にある野球の不文律が発生しており、打席に投手が入っている場合は過度な内角攻めはしないというものです。

もちろん、過度な内角攻めはしないというだけで、完全に禁止というわけではありません。

このような投手への内角攻めが不文律となっているのは、怪我をさせてしまう可能性があるからです。

この不文律があるのは、故意にぶつけて、負傷退場をさせようと考える人物が出てくるからではないでしょうか。

野球の不文律でプロ野球とメジャーリーグで違いはある?

世界最高峰のリーグといえば、アメリカのMLBです。もちろん、日本のNPBもかなりレベルが高く、MLBでプレーする選手を輩出してきています。

また、NPBがMLBで導入されているルールなど真似たり、システムを導入したりすることがありますが、不文律に関してはどうなっているのでしょうか。

死球を当てても謝罪しない

NPBでは死球(デッドボール)を当てたら、帽子を脱いだり、つばを触って謝罪の意を示すことが多いです。しかし、MLBでは死球を当てたとしても、謝罪しないことが不文律となっています。

MLBの不文律で死球を当てても謝らないとなっているのは、多くの場合が意図的にぶつけたわけではないからです。また、謝罪を行なってしまった場合、意図的だったと思われてしまうことがあるかもしれないので、注意しましょう。

乱闘は全員参加

2026年4月現在のNPBでは、ほとんど見ることがなくなった乱闘ですが、MLBにはとある不文律が存在します。NPBの試合で乱闘が発生した場合、コーチや体の大きい選手が、乱闘を止めに行くことはあっても、全員で参加するということはありません。

しかし、MLBでは乱闘が発生した場合、ベンチにいる選手などであっても参加しなければならないとなっています。そのような不文律があるのは、味方が起こした乱闘を支持するためだとされています。

野球の不文律を破ったらどうなる?

野球の公式ルールを破った場合、アウトやあまりにひどい場合は退場になってしまうケースがあります。しかし、公式ルールではない不文律の場合、破ってしまった場合はどうなるのでしょうか。

それでは、野球の不文律を破ったらどうなるのか、詳しくみていきましょう。

故意死球

野球の試合中、故意にボールをぶつけることは許されていません。基本的に死球はボールが滑ってしまったり、コントロールミスによって発生するもので、怪我をさせるリスクがあるのでわざとぶつけることは、場合によっては危険球とみなされ、退場させられる可能性があります。

しかし、野球の不文律を破った場合、違反した相手にわざとボールをぶつけることはよくあり、選手はそれを避けてはならないとも言われていますね。

批判や非難

野球の不文律を破った場合、死球をぶつけられるだけではなく、場合によっては批判や非難をされてしまうこともあります。しかも、批判や非難をするのは、相手選手だけではなく、自チームの監督や同僚からも苦言を呈されてしまうこともあるようです。

実際に、不文律を破った選手に対して苦言を呈した監督もおり、それに対する議論が巻き起こっていたこともありました。

まとめ

今回は野球の不文律とは何か、プロ野球とメジャーリーグで違いはあるのか、破ったらどうなるのか調査しました。

野球の不文律は公式ルールではありませんが、破った場合には報復死球などがあるので守る必要があります。ただ、不文律に関しては様々な意見が出ており、時代遅れなどの批判的な声もあるので、変化していく可能性がありますね。