日本シリーズ2024では、連日にわたって、大混戦の試合を見せてくれたDeNA対ソフトバンク。日本シリーズの様子は、さまざまなメディアやサイトで取り上げられていましたが、日本シリーズのルールや仕組みは理解できていますか。また、日本シリーズで引き分けになった場合、どうなるかわかりますか。プロによる解説を聞きながらだと、なんとなくルールも理解できますが、いざ聞かれてみると答えられない人もいるかもしれません。今回は、そんな人のために日本シリーズのルールや仕組み、引き分けの場合について詳しく解説していきます。
日本シリーズのルールは?
日本シリーズは、クライマックスシリーズのファイナルステージにて優勝したチームが対戦する日本一決定戦です。日本シリーズでは先に4勝したチームが日本一となります。試合は多くても7試合となっています。パ・リーグやWBCなどで採用されているDH制度は、パ・リーグ出場チームの本拠地球場でのみ適用されるので、セ・リーグの本拠地では採用はありません。また、延長は第7戦までは12回と定められていますが、それでも勝敗が決まらない場合は引き分けという判断になります。第8戦以降になると、延長回の制限は特に設けられません。
日本シリーズの仕組みは?
日本シリーズは2試合して移動、3試合して移動、最後に2試合という流れで、セ・リーグ、パ・リーグの本拠地どちらでも試合を行います。どちらのチームの本拠地からスタートするかは、開催年の西暦によって異なり、例えば2024年だと偶数年となるので、偶数年の場合はセ・リーグから開始されます。また、通常の試合だと審判は4人制ですが、日本シリーズはレフト、ライトにも審判を迎え、合計6人制となります。普段より細かく正確な判断をするために、6人配置されているそうです。
日本シリーズで引き分けならどうなる?
日本シリーズは、どちらか一方の球団が4勝を挙げた時点で優勝が決まります。つまり、4勝挙げて優勝が決まるまで続くわけですが、もし第7戦を終えて引き分けとなった場合は、第8戦が開催されます。しかし実は、この第8戦が行われたことは一度しかないようです。引き分けすることによって、選手たちの疲労やコンディションに影響することもあるので、引き分けが発生した後の試合がかなり重要視されている傾向にあります。引き分けの試合は「1分け」として記録され、次の日に再び試合が行われます。
これまでに日本シリーズで引き分けは何回あった?
日本シリーズにおいては、1950年からだと9回発生しています。なかでも、1975年には1シリーズで2回の引き分けが発生するというレアな事例もありました。
日本シリーズ2024の結果は?
気になる日本シリーズ2024の結果ですが、リーグ戦では3位だったDeNAとパ・リーグで優勝を果たしたソフトバンクが真っ向勝負し、まさかのDeNAが下克上を起こす結末となりました。この結果には見ている誰もが驚きを隠せず、本拠地である横浜はかなり大盛り上がりの様子でした。見ごたえのある試合を繰り広げたDeNAの選手たちの優勝パレードは11月30日に開催されるそうです。26年ぶりの優勝なので、11月最後の土曜日は大賑わいとなること間違いなしです。
まとめ
今回は、日本シリーズのルールや仕組みについて、また引き分けの場合はどうなるかについて解説しました。まるで知っているかのように野球を見ていたという人もいたのではないでしょうか。来シーズンは、日本シリーズだけでなく、リーグ戦、クライマックスシリーズのルールや仕組みを把握した上で試合を見ると、また更に野球の面白さを感じられるのではないでしょうか。