サイヤング賞とは?基準はあるの?発表日時や日本人の獲得選手も紹介!

野球好きなら、毎年サイヤング賞を誰が受賞するか予想しながら観戦を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。そしてなぜダルビッシュ有や大谷翔平のような素晴らしい成績でも、受賞されないのはなぜか選出される基準も気になりますよね。
本記事では、サイヤング賞とはどのような賞なのかを起点に、意外と知られていない選考の仕組みや発表時期、日本人投手が受賞に近づいた歴史的瞬間について解説します。MLB観戦がより面白くなる知識をぜひチェックしてください。
サイヤング賞とは?
サイヤング賞とは、メジャーリーグ(MLB)でその年に一番活躍した投手に贈られる特別な賞でMLBで投手が目指す“最高峰の栄誉”と言われています。MLB公式サイトによると1956年に始まり、現在ではアメリカン・リーグとナショナル・リーグからそれぞれ1人ずつ選出されます。
選考は記者投票によって行われ、先発だけでなくリリーフ投手も候補になります。勝利数などの数字に加え、投球の内容や印象も含めて総合的に判断されるのが特徴です。MVPでは目立ちにくい投手の活躍を、しっかりと評価するためのタイトルとして広まっています。
通算511勝の伝説に由来!賞の誕生と歴史
賞の名前は、メジャー通算511勝というとてつもない記録を持つ大投手、サイ・ヤングから来ています。彼が1955年11月に88歳で亡くなったとき、当時のコミッショナーがその功績をたたえて、投手のための賞を作ろうと考えたそうです。
翌年の1956年7月に正式に設立が決まり、偉大なレジェンドの名前をつけることで賞の価値が高まりました。ヤング自身は1937年に野球殿堂入りしており、彼の名前は「その年最高の投手」の証として、今も歴史に残っています。
明確な選考基準が存在しない理由
サイヤング賞とは、どんな成績なら選ばれるのか決まった基準があるわけではありません。「この数字を超えたら受賞」という公式ルールはなく、年によって重視されるポイントが変わることもあります。
こちらでは、日本の沢村賞のように明確なラインがない中で、具体的にどんな成績が注目されるのか、そして投票がどう行われるのかを見ていきましょう。
勝利数より防御率?
まず大切にされるのが防御率(ERA)で、1試合でどれだけ点を取られなかったかが評価の基本になります。次にWHIP(1回あたりにランナーを何人出したか)で安定感を見たり、奪三振の数やK/BB(奪三振と四球の割合)で投手の支配力を比べたりします。
投げたイニング数はチームへの貢献を示すので大事ですが、勝利数は最近、味方の打線に左右されるため決め手になりにくいとも言われます。最近はWAR(総合的な貢献度)のような新しい指標も見られるようになり、数字だけでなく中身の質も問われるようになっているようです。
記者の投票で決定!ポイント制で競う選出の仕組み
受賞者は全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者の投票で決まります。各リーグから約30人、合計約60人が投票権を持ち、それぞれ1位から5位までの投手を選んで順位に応じたポイントを加算していきます。
この合計点が一番高かった投手が受賞となり、全員から1位票をもらえれば「満票選出」として歴史に残ります。投票はポストシーズンが始まる前に締め切られるため、プレーオフでの活躍は考慮されず、レギュラーシーズンの成績だけで判断されるのがルールです。
例年11月中旬に発表される理由
サイヤング賞とは、毎年レギュラーシーズンが終わった後の11月中旬頃に発表される賞です。BBWAAによる発表期間の中で、新人王や最優秀監督賞の次に発表され、その翌日にMVPが控えるのが通例のようです。
2025年の場合は現地時間11月12日、日本時間では13日に受賞者が明かされました。正式発表の数日前には、得票上位3名のファイナリストが公表され、誰が栄冠を手にするのか期待が高まる期間となっています。
日本人投手が近づいた歴史的瞬間
サイヤング賞とは、日本人投手には縁遠い夢のようなタイトルだと思われていました。でも、野茂英雄投手の挑戦をきっかけに、日本人もその争いに加わる時代に変わってきています。
こちらでは、道を切り開いた先駆者から最近の活躍まで、その挑戦の歴史を振り返ってみましょう。
旋風を起こした野茂英雄!投票4位で開いた扉
野茂英雄投手は1995年にドジャースと契約し、日本人メジャーリーガーの先駆けとして大きな一歩を踏み出しました。あの独特な「トルネード投法」で旋風を巻き起こし、1年目からサイヤング賞投票で4位に入るという快挙を成し遂げています。
翌1996年も16勝を挙げて再び4位に入り、受賞こそ逃しましたが、トップ争いの常連となりました。サイヤング賞とは、野茂投手の活躍によって「日本人でも目指せる場所」として意識されるようになった目標なのかもしれません。
最高位は2位!ダルビッシュ・大谷・山本の挑戦
ダルビッシュ有投手は、レンジャーズ時代の2013年に最多奪三振を取り、投票で日本人最高位となる2位に入りました。カブスにいた2020年にもナ・リーグで2位になり、実力を証明し続けています。
大谷翔平選手は2022年に投票4位となり、二刀流の話題だけでなく投手としての数字もしっかり評価されたようです。さらに2025年には山本由伸投手が最終候補に残って3位に入るなど、日本人投手が世界トップレベルの舞台で認められるケースは確実に増えていると言えます。
まとめ
サイヤング賞とは、1956年に始まったMLB最高の投手賞で、その年の「投手ナンバーワン」を決める称号です。選考に絶対的な数字の基準はなく、防御率やWHIP、奪三振数などの成績と、記者たちの投票によって決まるとされています。
発表は例年11月中旬に行われ、レギュラーシーズンの成績だけで判断されるのが特徴です。日本人投手では野茂英雄投手の4位、ダルビッシュ有投手の2位、大谷翔平選手の4位など上位には入っていますが、受賞者はまだ出ていません。
それだけに、誰が日本人初の栄冠を手にするのか、毎年の大きな注目ポイントになっていると言えるでしょう























