2024年10月25日に、プロ野球ドラフト会議2024が開催されました。新人選手69名、育成選手54名の交渉権が確定したわけですが、今年も様々なドラマがありました。今回は、今年の注目選手について、また各球団の1位指名について調査していきます。
今年の注目選手は?①宗山塁選手
彼は、大学球界屈指の遊撃手として、今回のドラフト会議でも「最大の目玉」として注目されていました。彼は広陵高校OBである父に憧れて自身も広陵高校に進学しました。そんな父に名付けられたのが、野球に関する「塁」という名前でした。高校進学後は、二度の甲子園を経験する上、キャプテンとしても大活躍しました。明治大学在学中は、1年次からレギュラー入りを果たし、2年次には首位打者・3回のベストナイン受賞の成績を残しています。侍ジャパン大学代表にも選出され、3年次には日米大学選手権優勝にも貢献しています。
今年の注目選手は?②金丸夢斗選手
彼は、兵庫県出身で父の影響で小学1年生のときに野球を始めました。神港橘高校に入学し、1年次よりベンチ入りし、2年次には既にエースとしてチームを支えました。関西大学在学中は2年次の春に17奪三振をマーク。3年次の秋には防御率1位、また2年次の秋、そして4年次の春と続いてMVP、ベストナイン賞を受賞しています。最速154kmの左腕ピッチャーで、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットの変化球を見事に投げ分けます。
今年の注目選手は?③石塚裕惺選手
彼は、強豪校である花咲徳栄高校で1年次の頃から四番バッターとしてレギュラー入りを果たしました。副キャプテンなった2年次の秋には、県大会優勝、関東大会8強の座まで昇り詰めました。侍ジャパンU-18代表候補に選出されるほど、期待されている選手であり、2024年には17打数10安打という好成績を残しました。
今年の注目選手は?④今朝丸裕喜選手
彼は、報徳学園高校で1年次の秋よりレギュラー入りを果たし、2年次春のセンバツでは準優勝に貢献しました。3年次の春のセンバツでも準優勝していますが、最後の年には県大会の準々決勝で東洋大姫路高校に敗退し、出場叶わずでした。しかし、最速151kmのカーブ、スライダー、フォークの変化球を投げる右腕ピッチャーです。
各球団の1位指名は?①
広島カープ、ソフトバンクホークス、日本ハム、楽天、西武ライオンズの5球団が1位指名に選んだのは、宗山塁選手でした。最終的には、楽天に所属することが決まっています。ジャイアンツ、阪神タイガース、DeNA、中日ドラゴンズの4球団より1位指名を受けたのは、金丸夢斗選手でした。彼は、中日ドラゴンズに所属することが決まりました。
各球団の1位指名は?②
次に、オリックス、ロッテの2球団から指名を受けたのが、青山学院大学在学中、豪快なスイングが特徴の西川史礁選手です。大学在学中には、侍ジャパン強化試合でまさかのファーストスイングで二塁打を放つ姿を見せ、観客や他選手を驚かせました。彼は、ロッテの所属が決まっています。最後に、ヤクルトより1位指名を受けたのは最速160kmの剛腕の持ち主、中村優斗選手です。高校は全くの無名校を卒業している彼は、野球選手になる未来は想像もしていなかったようです。ヤクルトでの活躍を期待したいですね。
まとめ
今回は、プロ野球ドラフト会議 2024の注目選手、また各球団の1位指名選手について調査しました。この日のために、小学生の頃から地道に練習を続け、厳しい指導にも耐え抜いた野球男児たちの数々のドラマがあったと思うと、見ているだけで感極まりますよね。プロ入りが決まった選手には、ぜひ来年から自分の本領が発揮できるように頑張ってほしいです。