皆さん、こんにちは!らむ@Toraco(@ram_toracolumn)です!
阪神タイガースからメジャーリーグへ挑戦した藤浪。
球威は抜群ながらも相手打者を壊しかねない制球難が課題であった藤浪の挑戦でしたが、最終的にメジャーでは事実上の戦力外扱いを受けることとなりました。
さて、そんな藤浪、仮に日本球界復帰なら、どこになるのでしょうか…。
本日は阪神タイガースをこよなく愛する生粋のToraco・私らむが、藤浪が日本球界に復帰するならどこが良いかについて、お話ししようと思います!
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メジャーで「戦力外」となった藤浪
2022年オフ、阪神タイガースを出て、メジャーリーグへ挑戦することとなった藤浪。
2023年、中継ぎで一定の活躍
2023年、メジャー挑戦初年度は、まずはアスレチックスに所属し、先発投手としてマウンドに上がりましたが、やはり通用しませんでした。
ところが、ここで中継ぎに転向すると、パワーある直球で短いイニングなら通用することが判明。すると、オリオールズが藤浪をトレードで獲得し、優勝争いに向けた戦力として、中継ぎでの起用を続けます。
2024年、メッツでは結果を残せず
その後、2024年はメッツへ移籍。しかしメッツでは制球難から結果を残すことが出来ず、マイナー降格からの故障者リスト入りを経て、7月26日にはDFAとなります。
DFAとは、MLB登録選手の40人から外し、他球団へ譲渡可能な状態にすること。
この状態からでも再度MLBに入ることは可能であるため、必ずしも「戦力外」とイコールというわけではないのですが、一般的にはこの状態は「戦力外」に限りなく近い、ということができそうです。
この状況について、藤浪は自身のInstagramにおいて、自分の言葉で説明をしています。
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藤浪が日本球界に復帰するなら…
さて、メジャーで現状戦力外通告を受けたに近い状態の藤浪ですが、一方でそのポテンシャルは魅力的で、日本球界に復帰するとしたら、欲しがる球団がいそうな気はします。
さて、どこの球団であれば藤浪を受け入れることができそうか、考えてみました。
阪神は非現実的…現状で投手陣の枠は手厚い
まず真っ先に思いつくのが、古巣・阪神タイガースへの復帰です。
ただ、阪神に関しては、投手陣の層が現状で非常に厚く、先発陣は現在二軍調整中の選手も含めると、
- 才木
- 村上
- 西勇輝
- 大竹
- ビーズリー
- 高橋遥人
- 青柳
- 伊藤将司
と、かなりの層の厚さです。
加えて、中継ぎ陣も相当に揃ってきている上、そもそもプライドの高い藤浪が、かつて先発投手として投げていた球団で、今から中継ぎに回れるかというと、それを許さない雰囲気がありそうな気がします。
加えて、どちらかというと自分のペースで野球をしたい藤浪と、指導者としてこだわりの強い岡田監督とは相性が悪そうな印象もあります。
タニマチとの交流も悪影響
さらに、藤浪は阪神タイガース在籍時に、タニマチとの交流で練習に身が入らなかったとの指摘もあることから、本人が野球に集中できる環境を作るためにも、阪神タイガースのような人気球団には入るべきではないとも考えられます。
投手陣が手薄なヤクルトは藤浪が欲しい?
一方、セリーグの他球団に目を向けてみると、投手が不足しているのは圧倒的にヤクルトです。
ヤクルトは、村上・サンタナ・オスナという超強力なバッターを抱えていながら、投手力に大きな課題があり、2024年は最下位争いをせざるを得ない状況です。
打線が好調なだけに投手強化で優勝も狙えるチーム
一方で、最下位付近にいるとはいえ、バッター陣の調子は必ずしも悪いわけではなく、投手陣さえ再整備できれば十分上位を狙えるチーム力はあると見込めます。
この状況下で、仮に藤浪が加入すれば、投手陣は大きなパワーアップを遂げます。先発もリリーフも質・量ともに足りているとは言えず、この状況下で藤浪がヤクルトに加入すれば、絶対的なエースとして君臨できる可能性さえあるのです。
阪神OBの個性派先輩・新庄監督のいる日ハムは?
仮に藤浪が日本球界復帰となった場合、関心を隠していないのが日本ハムファイターズを率いる新庄監督です。
新庄監督も、藤浪と同様に阪神OBですが、現役時代のその個性的な立ち振る舞いは、常にファンやマスコミの間に賛否を振りまいていました。
また、阪神を飛び出してメジャーに行った、と言う点においても、藤浪と新庄監督には共通点があります。
新庄監督のキャラとチーム事情とが藤浪にマッチ
そんな日ハムの投手陣の現状ですが、オリックスから山崎福也を獲得して投手力には一定の底上げが図られつつも、まだまだ盤石とはいかず、もう少し投手が欲しいところではありそうです。
日ハムの自由な雰囲気、そして地方球団特有のリラックスムードなども含め、意外と藤浪、日ハムが合っているかもしれません。
オリックスで再び森友哉とバッテリーを組む?
藤浪は、大阪桐蔭時代、1学年下の森友哉とバッテリーを組んで、甲子園春夏連覇を達成します。
そんな相棒・森友哉は、西武ライオンズからFAでオリックス・バファローズへ移籍。
オリックス・バファローズは、パリーグ3連覇を達成するほど、近年は強豪チームとして名を馳せていましたが、今年2024年は、投手陣の離脱・移籍が相次ぎ、リーグ下位を低迷しています。
エースの山本由伸はメジャー移籍、先発の一角を担っていた山崎福也は日ハムへ、若くして活躍した山下舜平大は今年は絶不調と、ピッチャー陣の状況は非常に厳しい感じです。
投手陣の再強化にも適した人材?
そんなオリックスに、もし藤浪が入ってきて、再び森友哉とバッテリーを組めば…ピッチャー陣の立て直しを求められる今のオリックスにとって、藤浪はあるいは、救世主になれるかもしれません。
投打ともにタレント不足の西武はどう?
2024年、西武ライオンズは歴史に名を残すレベルで負けがこんでいます。
エースのはずの高橋光成は開幕から全く勝てずに0勝9敗、同じくチームのエース格の今井も大きく負け越しており、ファンなら暴動を起こしてもおかしくない体たらくです。
松井監督はこの状況の責任をとってシーズン途中から休養に入りましたが、2024年の西武ライオンズは戦力が大きく下がっており、この状況では誰が監督をやっても同じ結果にしかなりません。
なりふり構わぬ戦力強化のピースとして
そんな西武ライオンズに今必要なのは、大幅な戦力強化です。
西武はどちらかというと貧打に苦しんでおり、バッターの方がより必要な状況ではありますが、ピッチャーも高橋光成が苦しんでいるなど本調子ではなく、ここに藤浪が新たなピースとしてハマると、チームに活気が生まれそうな気がします。
まとめ
以上、本日は、メジャーでDFAとなった元阪神の藤浪に注目し、仮に日本球界に復帰するとすれば、どこの球団が良いか、考察してみました。
古巣・阪神が真っ先に思いつくところですが、実は阪神には帰ってきても居場所があまりなく、加えて注目度の高さやかつて藤浪を骨抜きにしたタニマチの存在などが気になり、あまり良い選択だとは思えません。
それよりも、投手陣の層の薄さに悩むヤクルトやオリックス、あるいはチームの雰囲気の良い日ハムなどが合っているような気がします。
また、今年異様な負け方をしている西武ライオンズにとって、注目度の高い選手が入ることで新たな刺激となり、チームが活性化する可能性も想定されるところ。
いずれにせよ、アメリカに残るのか、日本に戻るのか、まずはそこからの判断になるでしょうが、本人にとって、そして球界の発展にとって最適な判断になることを、心から願っています!