2024年

岡田監督の悪いクセ?阪神にはびこる「左右病」って何?

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皆さん、こんにちは!らむ@Toraco(@ram_toracolumn)です!

2024年の阪神タイガースは、昨年の優勝の勢いが感じられず、なんとかペナント上位争いには残っているものの、どことなくフラストレーションがたまる日々が続いています。

そうした日々が続くと、どうしてもファンは選手批判・采配批判を始めてしまうものですが…

そんな中、2024年の阪神タイガース、そして岡田采配を見ていると、特によく聞こえてくる言葉があります。

それが「左右病」。

本日は阪神タイガースをこよなく愛する生粋のToraco・私らむが、いわゆる「左右病」について、お話ししようと思います!

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左右病とは

2024年の阪神・岡田監督の采配批判は、別記事にも書いていますが、様々なものが挙げられます。

徹底考察!2024年の岡田監督に集まる采配批判 皆さん、こんにちは!らむ@Toraco(@ram_toracolumn)です! 今年、2024年の阪神タイガースは、昨年の...

その中でも、特に良く言われるのが、

左右病

と呼ばれるものです。

左右病は「病」とついていますが、もちろん実際の医学的な病気のことではありません。

左右病は何かと言うと、

「左投手には右打者が有利」「右投手には左打者が有利」という、野球の一般的なセオリーに過度にこだわるあまり、結果として合理的ではない選手起用をしてしまう現象

のことを差します。

この言葉は、公式な野球用語でもなければ、一般的に認知されたマスメディアで使われている用語でもなく、主にSNSを含めたインターネット上において、野球ファンの間で使われている用語です。

阪神における左右病の犠牲者

この「左右病」にかかってしまった監督は、選手の起用において、

  • 予告先発で左ピッチャー⇒右打者を中心にしたスタメンに
  • 予告先発で右ピッチャー⇒左打者を中心にしたスタメンに

といった傾向が強く出ます。

このとき、犠牲になるのは、

不動のスタメンではないが好調な選手

です。

2024年の阪神における代表的な例は、若手のホープ・前川右京でしょう。

2023年から少しずつ頭角を現し始め、2024年は登場する試合で大活躍。勝負強い打撃と、思い切りのよいフルスイングが、とても魅力的な選手です。

とりわけ交流戦、パリーグを圧倒的な首位で独走するソフトバンク戦で、豪快な満塁ホームランをライトスタンドに叩き込んだあのスイングは、彼の真骨頂だと言えるでしょう。

しかし、こんなに調子が良く、そして将来性が見込める若手であっても、岡田監督は、予告先発で左投手の名前を見ると、スッとスタメンから下げてしまうのです。

らむ
らむ
特にシーズン前半では、前川を下げて代わりに使うのが、伸びしろのなさそうなノイジーだったりしたことが、またファンの不満を大きくしていましたね。

一般論を覆すデータがあっても…

そして、この左右病については、たとえそれを覆すデータがあったとしても、お構いなしなのが特徴です。

たとえば、2024年7月19日、対広島戦、広島の先発は左の床田です。

これを受け、阪神は左打者の前川や島田を使うことなく、右の野口を先発起用します。

もちろん野口も期待のホープであり、今後の活躍を期待しながら使ってほしいところではあるのですが…

一方で、広島の床田は、一般的なセオリーとは逆に、右打者からの被打率は極端に低い一方、左打者からよく打たれているというデータがあります。

以下は、7月19日試合開始前時点の、床田の左右別被打率です。

  • 対右打者:.216
  • 対左打者:.291

なお、右・左とも打数に大きな差はありません。

このデータから、明らかに床田は左投手でありながら、明らかに左打者を苦手にしていることが分かりますが、それにかかわらず、左右病にかかっていると、右打者を起用してしまうのです。

左右病はアンコンシャス・バイアスの表れ

ところで、心理学などの世界において「アンコンシャス・バイアス」という言葉があります。

アンコンシャスバイアスとは何かというと、「無意識の思い込み」のこと。

人間の脳は、できるだけエネルギーを使わずに物事を判断しようとします。これ自体は人が省エネで生きていく上で必要なことだと思うのですが…

一方で、この「アンコンシャス・バイアス」があるがゆえに、無意識のうちに「偏った価値観」や「データに基づかない経験」を、あたかも普遍的な事実であるかのように勘違いして、物事を決めつけてしまい、合理的な判断ができなくなることがあります。

たとえば…

  • 「これだからゆとり世代は…」「これだから団塊は…」など、特定の世代をひとくくりにして判断してしまう
  • 「A型は几帳面」「B型は天才型」など、血液型だけでその人の性格などを決めつけてしまう
  • 「大学教授」と聞いて、無意識のうちに頭の中で男性を想像してしまう

といったようなものです。

そして、

野球における「左右病」は、まさにこの「アンコンシャス・バイアス」によるもの

だと言えるでしょう。

古くから言われる一般的な「左投手には右打者が有利」というセオリーにとらわれて、活きの良い若手を起用できなかったり、明らかにそのセオリーと逆のデータがあるにもかかわらず、それを無視した選手起用をしたり…

これらはまさに「左投手には右打者が有利」という、無意識な思い込みによるものなのです。

アンコンシャス・バイアスへの対策は…

なお、アンコンシャス・バイアスへの対策としては

  • 客観的な意見
  • 多様な意見の尊重
  • 対等な関係のもとで行われる対話

が必要であると言われています。

これらが岡田監督率いる阪神タイガースベンチで行われているかどうか、といったところでしょう。

まとめ

以上、本日は、2024年の阪神タイガースにはびこる「左右病」について考察してみました。

「左投手には右打者」等の、普遍的な野球のセオリーにとらわれすぎて、合理的な判断ができなくなってしまう「左右病」。

このせいで、阪神は活きの良い若手を使えなかったり、データと真逆の選手起用をしてしまったりと、良くない展開になってしまっている状況が散見されます。

そして、この「左右病」は、心理学的には「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれるものが表れていると考えられます。

アンコンシャス・バイアスへの対策としては、「客観的な意見」「多様な意見の尊重」「対等な関係のもとで行われる対話」がありますが、これらは果たして阪神タイガースベンチで見られるのか…

シーズンもまもなく後半戦。阪神タイガースと左右病、引き続き、考えていきたいと思います。

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