これまでに3回もトリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁以上の成績を1シーズン中に収めること)を達成した山田哲人選手。彼は、日本プロ野球史上唯一のトリプルスリーを複数回達成した男で、トリプルスリーの価値を下げる男とも呼ばれています。日本プロ野球界でもイケメンで、女性ファンからも人気のある選手です。今回は、そんな山田哲人さんの凄さを突き止めたいと思います。
山田哲人の凄さとは?
2010年にドラフト1位で彼の本命だった、ヤクルトスワローズに入団しました。2014年にはシーズン中に193安打を放ち、日本人右打者のシーズン最多安打記録を更新しました。その翌年2015年には、打率.329、38本塁打、100打点そして34盗塁の大活躍で14年ぶりのセ・リーグ優勝に貢献し、MVPを獲得しました。
2015年、2016年、2018年と3度「同一シーズンに打率3割・30本塁打・30盗塁」以上を記録するトリプルスリーを達成しています。2021年から現在までキャプテンとしても活躍しています。
絶対に欠かさない地道な努力
山田選手は、野球をするうえで必要なミート力・長打力・走力・守備力・送球力、全てが高水準なファイブツールプレイヤーとして称賛されています。安定感のあるプレーが彼の強みではありますが、入団当初はレギュラーとして試合になかなか出れていませんでした。
入団から約4年経った頃に、好成績を収めるようになるのですが、その4年間は特に地道に辛い練習にも耐え抜いたことが予想できます。2013年からは、11種類にも及ぶティバッティングを行い、バッティングの調子も上がったそうです。その成果がその後のプレーにつながったようです。
盗塁成功率の高さ
これまでに世間をにぎわせたのは彼のスイングに加えて、盗塁数、また盗塁成功率の数字でした。ここ数年はなかなか本領発揮できずにいるのか数字としては低いですが、2015年から2019年のちょうどトリプルスリーを達成した時期に、驚異の盗塁数そして盗塁成功率を叩き出していました。2015年には34盗塁に対して失敗は4回、2016年は30盗塁に対して失敗が2回と90%超えの盗塁成功率を記録しました。きっとこの数字を出すまでも、数えきれないほどの練習を重ねたのだと思うと、かなり努力家だということが伺えますね。
唯一無二のスイング
彼はそもそも、身長180cm体重76kgと、それほど大柄な体格ではありません。しかし、入団後の活躍には少々時間を要したものの、ドラフト1位で入団するほどなので、高校時代から並々ならぬ実力の持ち主でした。
通算30本を超える本塁打、そしてスイングスピードの速さは誇れる彼の特徴です。プロになった後も、常にスイングを見直しながら、強みであるコンパクトなスイングで豪快な打球を打ちまくっているという訳です。
チームの組織力
2021年から山田さんがチームの立役者であるキャプテンとしての日々がスタートしました。早速2021年、2022年と29年ぶり2年連続でリーグ優勝を達成したヤクルトスワローズですが、この優勝の理由のひとつに、山田さんのキャプテンとしての振る舞いが挙げられます。
山田さんはチームをマネジメントする中で、選手とのコミュニケーションに重きを置いているようです。投手、野手やベテラン選手、若手選手に関わらず、思ったことがあればどんなことでも会話をして、チームの士気を高めて来たそうです。ベテラン選手からも慕われる山田さん、さすがですよね。
まとめ
今回は、これまでに日本プロ野球史上唯一となる、トリプルスリーを3度達成した山田哲人選手の凄さについてご紹介しました。走攻守のトライアングルが整った山田選手の活躍に、日本のファンたちは何度胸が躍らせれたことでしょう。今後もキャプテンとして、また選手としての活躍に目が離せませんね。