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松ヤニを野球で使用する理由は?違反行為?投手とバッターの違いも!

松ヤニを野球で使用する理由は?違反行為?投手とバッターの違いも!
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松ヤニと聞くと野球では投手だけの話と思いがちですが、実は打者にも欠かせない存在です。ただし、ルールは意外と厳格で、一歩間違えると退場処分も。

本記事では、松ヤニを野球で使う理由や違反行為、投手とバッターの使い方の違いをわかりやすく解説していきます。

松ヤニを野球で使う理由とは?

松ヤニは、野球で投手と打者が信頼する滑り止めとして定着しています。投手はロージンバッグに含まれる松ヤニで手汗を抑え、制球を安定させます。

一方で、打者はバットのグリップ部分に塗布し、湿気や汗による滑りを防ぎます。松ヤニの野球は特に夏場にその効果を発揮し、プレーの質を維持するために欠かせない存在となっています。

野球で松ヤニ使用は違反?詳しく解説

松ヤニは、投手や打者にとって欠かせない滑り止めですが、実はルールが意外と厳しいのをご存じでしょうか。日本とメジャーでは使い方に細かな違いがあり、違反すれば退場処分も。

こちらでは、知らないと損をする松ヤニのルールをわかりやすく解説します。

日本野球のルール

日本プロ野球では、投手がロージンバッグとして松ヤニを使うことが認められています。これは制球を安定させる目的で使われますが、過度な使用や他の物質との混合は不正投球と見なされ、退場などの処分が科されます。打者もバットのグリップに松ヤニを塗布できますが、範囲は約45.7cm以内と明確に定められています。

メジャーリーグのルール

メジャーリーグでは、ロージンバッグの使用が認められています。ただし、2021年以降は粘着物質の取り締まりが厳格化されました。特に松ヤニに汗や日焼け止めと混ざると違反となり、退場処分が科されます。最近ではシャーザー投手が処分を受け話題になりました。MLBは今も厳しい監視体制を続けています。

【参考サイト:THE ANSWER

投手と打者の松ヤニ使用ルール

松ヤニの使い方は、投手とバッターでルールや目的が大きく異なるのをご存じでしょうか。こちらでは、それぞれの立場でどう使われているのか、わかりやすく解説していきます。

投手が使う場合

投手はロージンバッグを使い、汗や湿気による手の滑りを防ぎます。安定した制球が求められる場面では特に重宝されています。しかし野球の規定では、汗や日焼け止めと混ぜると粘着性が増し、ルール違反と見なされます。

メジャーリーグでは2021年以降、厳格な検査が行われ、違反時は即退場および出場停止となるため、投手は細心の注意を払っています。

バッターが使う場合

バッターは、バットのグリップ部分に松ヤニを塗り、滑りを防いでいます。特に手汗が増える夏場や素手で打席に立つ選手には必須アイテムです。ルールでは、グリップエンドから約45.7cm以内の使用が認められています。

【参考サイト:日テレNEWS NNN

1983年の「パインタール事件」では規定超過が問題視され、大きな話題となりました。現在も多くの打者が使用しており、ルールを守れば問題はありません。

ヤニ論争と最新ルール改定

松ヤニは投手の安全を守る一方で、不正投球の原因として議論が絶えません。MLBでは、ロージン成分の透明化やスピン率の監視体制が進められています。さらに、日本プロ野球も2025年から成分規格を見直し、医療用グリップ剤を組み合わせた新ロージンの導入が検討中です。

公正性と選手の安全をどう両立するか、世界中で試行錯誤が続いており、今後の動きにも注目が集まっています。

まとめ

松ヤニは、野球において投手と打者が信頼する滑り止めです。ただし、松ヤニの野球のルールでは、範囲を超える使用は厳しく規制され、違反時は退場などの措置が取られます。

MLBや日本プロ野球でも、AI審判の導入やロージンバッグの成分見直しが進行中です。今後も、ルールの変化と最新動向を注視しながら、公平な試合環境を守る意識が求められます。