ハンクアーロン賞とは何?MVPとの違いは?歴代選手も紹介!

MLBの表彰といえばMVPが有名ですが、打撃成績のみで評価される特別な賞があることは意外と知られていません。両者の違いを整理することで、メジャーリーグの奥深さがより見えてくるはずです。
ハンクアーロン賞とは、どのような基準で選出され、MVPとは具体的に何が異なるのでしょうか。歴代受賞者には、時代を象徴する伝説的な強打者たちが名を連ねています。
本記事では、賞の仕組みやMVPとの違い、そして同時受賞したスター選手の事例も含めて、その全容を詳しく解説します。
ハンクアーロン賞とは?最強打者の称号
ハンクアーロン賞とは、その年にメジャーリーグで最も打撃が凄かった選手を称える特別な賞です。伝説的な強打者の功績を受け継ぎ、そのシーズンの攻撃面で最も輝いた選手が選ばれています。
こちらでは、賞ができたきっかけや、どのように選ばれるのかを見ていきましょう。
通算755本塁打!アーロンの偉業と賞の起源
1974年4月8日、ハンク・アーロンは通算715号本塁打を放ち、それまでの最多記録を塗り替えました。現役生活で積み上げた755本という数字は、長打力の偉大な基準として今も語られています。
出典:MLB
ただ、彼の凄さはホームランだけにとどまりません。25年連続オールスター出場や、通算長打数1,477(歴代1位)、1982年の殿堂入りといった実績も有名です。ハンクアーロン賞とは、こうした彼の活躍を記念して、1999年に新しい打者表彰として作られたものです。
守備は評価外!攻撃力だけで決まる独自の基準
ハンクアーロン賞とは、守備は評価せず、攻撃の数字のみで各リーグの1人を選ぶ賞です。
1999年の創設当初は独自のポイント制でしたが、解説者投票や球団推薦などを経て、現在の選出方式に定着しました。現在は全30球団が候補を出し、ファンと殿堂入り選手の投票を合計して決定されます。
打率や本塁打に加え、OPSなども含めた総合的な「打つ力」が問われるのが特徴です。なお、投票の内訳が公開されない点も、この賞独自のスタイルといえます。
参考サイト:MLB.com
ハンクアーロン賞とはMVPと何が違う?
ハンクアーロン賞とは打撃成績に特化した賞ですが、MVPとは見ているポイントや選び方が大きく違います。どちらも選手にとっては名誉なことですが、重視される点を知ると、それぞれの面白さが変わってくるはずです。
こちらでは、両方の賞の違いや関係について整理していきます。
攻撃専門のハンクアーロン賞と総合評価のMVP
ハンクアーロン賞とは、打率や本塁打、OPSといった攻撃の成績を中心に選ばれるものです。評価の対象に投手は入らず、純粋にバッターとしての力だけにスポットが当たります。
一方でMVPは、打撃だけでなく守備や走塁、チームへの貢献度まで含めて全体的に評価します。投手がMVPに選ばれる年があることからも、同じ「年間表彰」でも見ている範囲がより広いことが分かります。
また、MVPは専門の記者が投票で選ぶのに対し、本賞は前述の通りファンやレジェンド選手が選ぶという点も、性質を分ける大きな違いです。
同時受賞も!ボンズやジャッジのダブル選出例
賞の性質は異なりますが、打撃成績が圧倒的な年は同時受賞も珍しくありません。
例えば2022年のアーロン・ジャッジは、歴史的な本塁打数を記録し両賞をダブル受賞しました。また、2004年にはバリー・ボンズも同時選出され、MVP4年連続という偉業を成し遂げています。
このように、受賞年と選手をセットで見ると、そのシーズンの評価がより明確になります。
ハンクアーロン賞とは?歴代の最強打者
ハンクアーロン賞とは、その時代を代表する最強打者たちが受賞してきた歴史ある賞です。歴代の受賞者を順に見ていくと、メジャーリーグの攻撃スタイルの変化や、圧倒的なスター選手の存在感が分かってきます。
こちらでは、何度も受賞したレジェンドや、最近の受賞者について紹介します。
最多はA・ロッド!複数回受賞のレジェンド
歴代最多受賞者はアレックス・ロドリゲスで、通算4回の受賞を誇ります。特に2001年から2003年の3年連続受賞は、この賞の歴史における大きな記録として知られています。
また、ボンズやプホルスといった球史に残る強打者たちも複数回受賞しており、長く打線を牽引した選手が中心であることが分かります。近年では大谷翔平もここに名を連ね、2023年から24年にかけて異なるリーグでの連続受賞という、史上初の快挙を達成しました。
ジャッジや大谷翔平に見る現代野球の傾向
近年の傾向を見ると、単なる本塁打数だけでなく、出塁率や走塁面も含めた総合力が重視されています。アーロン・ジャッジは2022年に続き2024年にも受賞し、圧倒的な長打力で賞の象徴となりました。
同年のナ・リーグでは大谷翔平が移籍初年度にして連続受賞を果たしています。本塁打以外の得点能力も厳正な評価対象となるのが現代の特徴であり、攻撃の引き出しが多い選手ほど選ばれやすい傾向にあるようです。
参考サイト:MLB.com
ハンクアーロン賞とは?打者の真価を示す
ハンクアーロン賞とは、守備や走塁を考慮せず、純粋な「攻撃の破壊力」だけでその年の最強打者を決める最高の栄誉です。本塁打数だけでなく、四球や長打率を含めた「得点を生み出す力」が評価の核心となります。
総合力のMVPに対し、本賞はオフェンス特化の明確な指標です。投手がMVPを受賞した年でも、この賞を見れば「最も恐れられた打者」が一目瞭然。歴代受賞者を追うだけで時代のトレンドが整理でき、MVPとは違った角度から野球の奥深さを楽しむことができます。
まとめ
ハンクアーロン賞とは、1999年に始まった打撃特化の表彰制度です。1974年の通算本塁打記録更新から25周年を記念し、偉大なハンク・アーロンの名を冠して創設されました。
選考は各球団の候補をもとに、ファンと殿堂入り選手の投票で決定されます。守備や走塁を含むMVPとは異なり、純粋な攻撃力のみでその年の主役を選ぶ点が最大の特徴です。
歴代受賞者にはボンズや大谷翔平らスター選手が並び、最強打者の証として語られます。受賞年とリーグを合わせて確認すれば、その価値をより深く理解できるでしょう。























